華鬼灯 -ハナホオズキ-

現世と隠世

現世とは

現世うつしよとは、人間が暮らす空間(世界)のこと。
本来ならば人間のみが暮らしているはずだが、現在は人間とが混在してしまっている。

隠世とは

隠世かくりよとは、人ならざるものが暮らす空間(世界)のこと。
隠世の住人は現世への往来が可能となっているが、人間には認知できない存在のため、人間が隠世の存在を把握することはできない。

鬼は本来、隠世にしかいないはずの存在。
それ故、〈六華將〉は現状の現世を「偽り」だとしている。

現世と隠世の関係

隠世の住人は現世への往来が可能なため、時として人間に助力することがあるが、現世に隠世の存在を把握されるようなことはあってはならないため、助力する際はあくまでも「現世にとっての架空の存在」として捉えられる形で手を差し伸べているらしい。
しかしながら、稀に人間でありながら「視える」「感じる」者がいる。
そんな彼らがいるからこそ、現世には隠世の住人による行動が逸話や伝承などの形で伝わっているのだとか。
※悪さをするものも存在する。

隠世の住人が現世へ赴いた際、万が一自分の存在を認知されたり、隠世自体の存在を知られてしまった場合、故意か否かに関わらず罪となる。

〈華〉と〈鬼灯〉

〝視える〟者曰く、現世で生まれた鬼は〈華〉を持ち、隠世から来た存在は〈鬼灯〉を持つ。
桜薙瑠を除く〈六華將〉は〈鬼灯〉を持っているため、本来は隠世で暮らしている存在だが、現世を本来あるべき姿へと戻すため木花咲耶の命によって現世に赴いている。

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