陰陽五行とは

陰陽五行とは、万物を陽と陰、そして火・水・木・金・土に分類すること。
三華の世界ではありとあらゆるものが陰陽五行に基づいて成り立っており、ここでは陰陽五行にまつわる内容をまとめている。

陰と陽の分類

陰と陽、それぞれに分類される事柄の一例は以下の通り。
「❖」が付く項目は鬼と特に関わりが深い項目となっている。

五行の分類

五行（木・火・土・金・水）に分類される事柄の一例は以下の通り。
「❖」が付く項目は鬼と特に関わりが深い項目となっている。

陰陽五行と〝気〟

鬼が持つ妖気、すなわち〈華〉の属性を〝気き〟と呼ぶが、この〝気〟は陰陽五行に基づき分類されている。
【木】【火】【土】【金】【水】そして【陽】【陰】の七種類があり、それぞれを妖術の属性で表すと以下のようになる。

　◇木もくの気＝風属性／雷属性_※
　◇火かの気＝火属性
　◇土どの気＝地属性
　◇金ごんの気＝天属性
　◇水すいの気＝水属性／氷属性
　◇陽ようの気＝光属性
　◇陰いんの気＝闇属性

それぞれの〝気〟から作り出される属性は、陰陽における「光闇」、五行における「八卦」が元となっているとされている。

※雷属性について
雷属性を操る鬼が存在するが、彼が水の気・氷属性を操っていたことから、彼が扱う雷属性は木の気由来ではなく、氷から転じて生まれた属性ではないかとも考えられている。

〝気〟と方角の関係性

鬼が持つ〝気〟は彼らが生まれる場所、すなわち方角にも関係していると考えられている。

大まかに、各国は現在、

＊魏→北
＊呉→南東
＊蜀→西　　　に位置している。

上記を参考に、各国に五行の分類を当てはめてみると以下のようになる。

上記のように、国が位置する方角によって、持って生まれやすい「気」が決まっていると考えられ、魏なら水と陰、呉なら火や木、陽の気を持って生まれやすいとされる。
あくまでもその「気」になりやすいだけで必ずしもそうなるとは限らないが、各国で〈華〉の属性が偏っているのには方角が関係しているのではないかと考えられている。